とうとう最適解設定までこぎつけた。
PRINTで数字6,7,11,21がHITしたマス。実はこの上に4ともかかれていたはず。ちゃんと実際の画面を見ても4,6,7,11,21のマスに入っていることが分かる。
しかしなんか、最適解を与える2というものが不穏。
これは3ではないか、と思われるが…。よく見てみると、3の位置(リーチ12となっているところ)に入れると、3個ラインが完成し、さらにもうひとつ3個ラインのリーチができていいように見える。しかしよく考えてみてみるとその左の8番と書かれているマスにバルーンを配置したほうが、3マス目(12番にHIT)すれば3個ラインが一気に2個完成し、かつ14マス目(14番)にも4個ラインのリーチが発生する。したがって2マス目(8番)に配置するのが適当、という判断は正しいと推測できる。
このように、一見最適と見えるような場合でも、そうでないときがあるので、そこのところのPO率を理論上最大にすることにより、PO率の底上げを図るのである。
せっかくなのでほかにも実験してみる。現時点では配置FREEは1個としている。
パターン1
どうも位置22,23,24,25に入るとテロップによって色相が変化し邪魔になってしまい、判別してくれないという問題が発生する。まあここはこれ以後なんとかしていく。今回、ちゃんと位置2,6,7,11,18に赤バルーンが存在していることが分かり、さらに最適解は位置3、すなわち19番とかかれたマスであることを示唆している。
どうやら5個ラインを狙いに行くより、確定3個ラインと、3個ラインリーチを2つ作るほうが良いらしい。これを証明するのは容易ではないが、この数値は以降の1140通り(=20C3)すべての倍率を足しあわせて、1140で割った平均PO率なので正確なはず。
パターン2
確かにINした位置は2,8,9,16,19でありそれをID16499に変換して、最適解は4と出ている。ここはやはり4マス目、つまり10番と書かれているところにバルーンを置くのが良いらしい。ほかにも番号でいうと12や24に配置する、という方法もあるが、これは3個ラインの発生率があがるということが考慮されて4マス目なのだろう。せっかくなので、FREEを3個配置できる場合で遊んでみる。4個にすると7個ラインが成立しやすい気がするので微妙なラインの3個で。
パターン3 フリー配置可能3個
位置は2,14,16,18,19と正しく表示されており、最適解の位置は17,20,21となっている。これは上の画像でいうと、5個ライン水平(下段)を成立させる組み合わせに相当し、2倍以上の配当が確定する。7個ラインを2個リーチで狙ったり、4個ラインのオッズアップを狙ったりするよりいいらしい。
あとはこの取得した位置を実際にコナステに入力するプログラムを考える。
これは面倒だが、そこまで難しくはないだろう。
いずれはこのプログラムがFREE2個や3個、4個にも対応したらテストプレイを安全な5BETで繰り返し、平均のPOを確認しようと思う。そののち、エクセルへの各ゲームの成績なども反映していき、いずれは山や谷の発生状況からBET制御もできたらすごいと考えている。
なお5BETならば、切り捨てによるPO率の減少は考慮する必要がない。
…と思ったが2.5倍があるのでやはりあかんかった…。
チェーンボンバーは非常に残念なことに、このPO率減少が起きない最低値が10BETなのである。なぜなら0.5nと0.6nと1.5nがすべて整数になるようなnはというと、まず1.5n=0.5n*3に注意すると0.5nが整数ならば1.5nは必ず3の倍数、すなわち整数。よって0.5nと0.6nがともに整数となる自然数nは、まず0.5nは2の倍数。0.6nが5の倍数である。(分数表記すればわかりやすい)したがって2の倍数でもあり、5の倍数でもある最小の自然数nといえば、もちろん10である。(最小公倍数)
なので最低10BETにせざるを得ず、メダルの減りが速い。
どうも手動で出したPO率でも、だいたい90%(ワンダー含む)感じなので、30BETでは平均毎回3枚ずつ減る計算になり、今なら1000円で375枚らしいので125ゲームでなくなる。これは1ゲーム3.5分と仮定すると437.5分、つまり7時間ちょっとで試行が終わってしまう。
しかしビンゴバルーンならばその半分。1000円で875分、つまり14時間も試行できる。
これで十分に処理の安定性を図ることができる。ただ暴発を防ぐためにCREDITは最小限度にするのが吉。
次の記事ではチェーンボンバー大辞典に関する我の所感について記す。
余談だが、最適解はひとつのエクセルデータにまとめてある。mathematicaやエクセルオフラインが使えない状態であるが、なんとか別の方法を使ってすべてのパターンを一つのCSVファイルにまとめた。したがって531300個のセルが存在する。